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ヤン・シュヴァンクマイエル『短編』 2005.8.22

コレコレに引き続き、新文芸坐のヤン・シュヴァンクマイエルナイトです。

●短編Aプログラム●
『J.S.バッハ─G線上の幻想』『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』『家での静かな一週間』『庭園』『オトラントの城』『ジャバウォッキー』

この中では、『庭園』がいちばん笑えました。ちとゴダールチックな笑いかも。人間垣根なんて、なんつー発想 ! 驚きつつ爆笑です。ってか、客おとなしくて、全部を通して誰も笑い声をあげる人はいなかったんですが…私も声は出さずとも、肩ふるえました~。
『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』もえがったのう。結構暴力的ではありますが、そこが笑えます~。ま、人形なのでね。

●短編Bプログラム●
『棺の家』『コストニツェ』『エトセトラ』『アッシャー家の崩壊』『レオナルドの日記』『ドン・ファン』

この中では、とにかく『コストニツェ』が凄いです。
15世紀のクトナ・ホラの戦いの死者の骨をはじめ数万人の人骨を収集し、オルリークのシュワルツェンベルク侯爵によって完成された納骨堂のドキュメンタリーだそうです。
骨の数もスゴイですが、すんごい巨大なオブジェになっていて、物凄い芸術作品になってるのです。グロいとは思えず、もうこれは「美しい ! ! 」とハッキリ言ってしまいましょう ! !
いやー圧倒されました。素晴らしい。実物観てみたいっす。
ガイドさんが、触ると何コロナだか罰金だとしつこく言ってるのが可笑しかったです。落書きを3時間かかって消しただの、油性ペンが書かれると消えないだの・・・繰り返し言ってんの !

時間も時間ってのもありまして、『アッシャー家の崩壊』あたりから、すんごい眠気が襲ってきて、うつらうつらしてしまいました。ポーだから、結構楽しみにしてたんですが…『ドン・ファン』の時はまぢ辛かったです。これはちと退屈だったなー。マリオネットを使ってるのはチェコっぽくていいんですが。

短編は、同じチェコ人のカフカの短篇集の映像バージョンみたいな感じもしました。


  

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Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
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