増村保造『遊び』 【特集「関根恵子」という女優)】 その3 2010.7.16
流石女優を美しく撮る増村保造です。
高橋恵子がインタビュー で、あまりの忙しさに仕事を休むという考えは出て来なくて「辞めたい」と言ったという話をしていました。
「じゃあ次の仕事が決まっているから、それが終わってから」と言われたらしいのですが、その映画がこの『遊び』でした。
そして、この映画で女優のおもしろさに目覚めてしまったのだとか。
相手役の男性が、関根恵子に言い寄ったリーマンのオッサンの眼鏡を、これでもかっ! てくらい踏みつけるシーンがあるのですが、関根恵子は「何故ここまで…」と思ったのだそうです。
後から知った話では、増村監督の実家が眼鏡屋さんで、そうとうな恨みか何かがあったのではないか、という話は、おもしろかったです。
んで映画ですが、これ、ほんっっとに良かったですっっ!!
実に美しい作品でした。キラキラしてます。
若くて愚かな2人が、とても良かったです。
良い意味でフランス映画的な、美しい映画です。ラストもなにげにフランス映画チック。良い意味でです。
関根恵子特集、今のところ12作品観ましたが、あとは『朝焼けの詩』が良かったです。
でもDVDになってないのでしょうか。
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にっかつロマンポルノの『ラブレター』も結構おもしろかったです。
ダンナ作の『TATTO[刺青]あり』 は、つまんなかったなあ。
『神田川』は、こんな事が何故許される! ってなシーンがあって、凄く嫌だったです。
クリックよろぴくー。


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