夫婦の痴話喧嘩にうんざりしつつ、主役のダメ男ぶりに拍手を送りつつ、進んでいくと、最後まで見ると、じわじわと良さが伝わってくる作品です。
(ベルイマンの描く <ダメ男> はおもしろいです!)
ベートーベンの第九は、あのちゃちなメロディーラインなど、あまり良い曲と思えないとは、繰り返し書いている事なのですが、この「歓喜の歌」の意味の深いこと!
ダメ男が、何かを乗り越え成長しようとする瞬間が、ラストシーンにあり、ベルイマンのきびしさとやさしさを、ひしと感じとれる良い作品でした。
客席に座る子供が良いです。
クリックよろぴくー。

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