黒澤明『悪い奴ほどよく眠る』 2007.3.28

黒澤の描く女性って、理想像じゃないか、と時々思います。
かよわくて、従順で、おしとやか。
香川京子の役には、ちょっとイラッとします。(『天国と地獄』も似たような感じが)
黒澤の盲点かな？ と思うのですが、まあ、女性を描くのは、溝口、小津、成瀬などにまかせておけば良い訳ですが。

昔の黒澤の現代劇は、かなり好きでして、社会派的映画で、訴えるものが明確でありながら、エンタテイメント的に楽しませてしまう所は流石です。
ほんっっとに良く出来てる！
『天国と地獄』も少し前に観たのですが、警察の手腕が凄くて、実に細かく、あらためてスゴイ！と唸らされました。最初に観た時は、地獄から天国を見ているようだったという山崎努のインパクトが強くて、その記憶が大きかったのですが。



それにしても、森雅之って、ほんっっとにいろんな役をこなす上手い俳優だと思います。



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