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黒木和雄『美しい夏キリシマ』 2006.8.25

新文芸坐で、「追悼二人の社会派巨匠 今村昌平と黒木和雄」と題し、追悼上映をやっていたので、18日の金曜日の仕事帰りに、『美しい夏キリシマ』と『父と暮せば』の2作品を観てきました。

まず『美しい夏キリシマ』ですが、前日はどうにか6時間ほど寝たものの、日頃の寝不足がたたって、&直前に食ったラーメンのせいもあり、ブルーベリー飲料を飲み、強力なガムをかみつづけたのにもかかわらず、途中寝てしまいました。_| ̄|○
黒木監督自身の少年期の体験が基になっています。
主人公の中学生はじめ、それぞれ、その人なりの苦しみが伝わり、とても痛々しかったです。
戦争の残酷さは、随分と伝えられ目にしてきましたが、表面的な惨たらしさだけでなく、精神的にどんな苦しみを植えつけたかと言う視点で、この監督の作品は、非情に大事なことを訴えていると思います。
危険な時に友達や家族を捨てて逃げてしまった事を、誰が責められるでしょうか。そして、どうしようもない気持ちで、そんな人を責めてしまう遺族にしても。
これは、黒木監督自身のずっと背負ってきた傷なのだと思います。

ただ、柄本明の実子でもある主演の柄本佑は、本作でその年の新人賞を総なめしたそうなのですが、それ程の演技だとは思えませんでした。(^^;)
空虚な感じは出ていましたが。

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60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
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