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『薔薇の葬列』 2005.10.27

『アポロンの地獄』ゲイボーイバージョン ! ! モノホンのゲイ7人が共演 ! ! ◆

いきなり研なおこ・・・じゃなくて、ピーターとオッサンとのラブシーンからはじまり、度胆を抜かれます。うわーっ。う、ちとキモ~。

これを観る前に、ソフォクレスの『オイディプス王』を読み、パゾリーニの『アポロンの地獄』を観ておくことをお薦めします。

オイディプス王
オイディプス王改版
オイディプス王・アンティゴネ

まさに『アポロンの地獄』ゲイボーイバージョンでして、しかも、そこはゲイなので、父親と母親が逆になります。
そして、当時のピーター含め、俳優ではない素人のゲイボーイ7人が出演しています。それがもう、見事な演技なんすよ。
しかし考えてみれば、彼等の演技が素人離れしているのも当然かもしれません。彼等は毎晩演じているのですから。
そして、主役のエディーを演じるピーターは、ぬわんとこの時16才 ! ! この映画がデビュー作であり、出世作となりました。
ダンスホールでゴーゴーを踊っているところを見いだされ、主役に抜擢されたそうですが、実に見事なダンスでした。この頃から芸達者だったのねん。
少年ぽいあどけなさの残るピーターの、実に実に妖しい美しさにビックリです。
すっぴん姿も出てきちゃうんですが、どちらかと言うとブサイク。それがもう見事に変身する様がスゴすぎです。メイクするシーンがありますが、めちゃスゴイっすよ~。
ファッションは今どきの若いコですぜ。かっちょいいです。楽しめます。

『修羅』で、時間の使い方の見事さについて書きましたが、この映画でも時間の前後する使い方が実に見事です。
そして、いきなりインタビュー場面になったりして現実に戻されちゃったりするのです。
虚構と現実の交差する、実に不思議な映画でした。
コマ落しと吹き出しによるコミカルなドタバタ劇なんてのもありましたが、これはあんましおもしろくなかったな。

ストーリー的には、結構強引な気がしました。ちと無理があるかなー。でもこの映画の場合、これが嘘だと言う事をハッキリと示している映画なので、ストーリーの不自然さなどはどうでもいいのだと思います。
「人はそう簡単に死ねないだろ」とか思うのですが、この映画の場合、そんなこたぁ、あまり重要ではないのでしょう。

そして、実に美しい、視覚的に素晴らしい映画でした。
ラストで、まさに『アポロンの地獄』のフランコ・チッティ状態 (ちとわかりにくいが下から2番目の写真) になったピーターが、ホテルから新宿の街にふらふらと出てくる場面の、何と絵になることよ !



エディーが唯一心を許せる相手として描かれている、にせヒゲをつけたフーテンの「ゲバラ」と呼ばれる男、これがどう見てもチェ・ゲバラではなく、松本ちずおな所が悲しいです。(泣笑) そして、このゲバラ役は、画家の池田龍雄さんなのでありました。

その他、特別出演で、秋山庄太郎とか篠田正浩とか淀川長治なんかが、ちょこっと出演しています。
秋山庄太郎、篠田正浩監督は、ゲイバーの客だったと思いますが、淀川さん、なかなか出てこないなー、いつどういう形で出てくるんだろ、とドキドキワクワクしていたら・・・いやあ、もう爆笑 ! ! これはネタバレしないでおきますねん。観て確かめてくださいねん♪

 
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Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
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