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『心中天網島』 2005.10.21

またまた新文芸坐の戦後60年企画、ATG 挑発のフィルモグラフィです。
この企画で観た映画の感想は、こちらにリンクさせていきます。

同時上映の『竜馬暗殺』の事しか頭になく・・・コレは予備知識も入れる事なく観に行っちゃいました。
そしたら、ぬわんと、これも『曽根崎心中』の話なのでありました。
初日に観た『曽根崎心中』は、1978年、増村保造監督。
そして、17日に観たコレは、1969年、篠田正浩監督です。
いやー、もう、この前観たやつがチャチに思えてしょうがなかったです。こっちの方が100倍イイですぜ。
宇崎竜童は、おそらくこれを何度も観て、中村吉右衛門意識して演じたんだろなあ。そんな感じでした。

最初に、人形使いと人形が出てくる所が、実にイイんですよ~。
岩下志麻が、治兵衛の奥さんおさんと、女郎小春の1人2役。実に上手いです。ほんと、よく演じわけてます。そして色っぽいですねえ。
小松方正の嫌らしさも自然で、『曽根崎心中』みたく、ざーとらしくなくて良かったし、中村吉右衛門もピリッとした二枚目でなく、人間味溢れる感じで良かったです。ちょっとだめ男な感じが(・∀・)イイ! が、何と言っても、この映画の影の主役は黒子でしょう ! !
浜村純が実にシブイ !
黒子が出てくるってだけで驚きだと思いますが、この黒子と言うのは、どうにもならない運命の、自分を操る影なのですね。
ネタバレですが・・・・・・黒子に導かれて死にゆく所は圧巻です。
人形のような死体の、なんと美しい事よ !
最初に人形が出てくるあたりで暗示されているのか、彼等は黒子の操り人形のようでもあります。

ストーリー的にもおもしろかったかも。治兵衛に妻子があるという設定なので、こちらは不倫と言う事になりますが、原作ではどうなのでしょうか。

『曽根崎心中』は、ほんっっっとにもう、死に向かってまっしぐらでしたが、こちらは、もっと人間らしく、愚図愚図した所がありまして、そこが私には良かったです。
「死にたい死にたい」と言っていたかと思うと、「死にとうない。一緒になりたいだけなんや」と抱き合ってキスをかわす2人、そしてもつれあって、墓場でエチーしてしまふ ! (・∀・)!
いやー、色っぽかったです。

衣装も人形みたいで素敵でした。
武満徹の音楽もいいし、時代劇の雰囲気もよく出ていました。
そして、映像のなんと美しいことよ。ラストの映像の美しさにはハッとさせられました。
よくぞ1000万円の低予算で、ここまでの映画をつくってくれました。

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本はこちら。
曽根崎心中・堀川波皷
曽根崎心中



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60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
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