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『血と骨』 2006.5.19

特に期待もせずに、観ようかどうしようか迷いつつ、観てみたのですが、こりゃ観てえがった !
144分という長さながら、全く飽きずに観ました。
俳優としての北野武は、とにかくヘタクソな印象しかなかったのですが、いつの間にこんなに演技うまくなったんすか?ド迫力でした。
年とって弱ってからのヨタヨタ歩きがまた良いです。
最後まで、やりきれない暗~~~い映画なのですが、その凄まじさに見入ってしまいました。
とてつもなく不幸な人達。特に花子が可哀想でした。

タケシ演じるこの暴力親父の人格形成は、どういうものであったのか、そこは描かれていませんでしたが、ダンナにまで暴力をふるわれ、アパートに住もうと決心し、お金を貸してくれないかと頼む花子に「やめとき。親父の暴力と比べたらマシだろが」といい放つ正雄の、その歪んでしまった姿に、大嫌いな親父にだんだんと似てきてしまう息子に、暗示されてる気がします。

在日とかはあまり関係なく、1人のクレイジーな男とその肉親の人生、と私には思えました。

ココやアマゾンのレビューを見てみると、評価が2分しているのが、おもしろいっすね。
原作を読んでいる方の評価が、とてつもなく低く、原作の方がとてつもなく良いっつー意見が多いので、私も原作を読みたくなりました。



血と骨(上) 血と骨(下)

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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
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