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『靖国 YASUKUNI』 2009.9.13

『TOKKO -特攻-』と二本立てで観てきました。
いやー、この組み合わせは実に良かったです。
政治家さんたちのせいで上映禁止になったりした問題作ですが、右側左側、公平に客観的に見た靖国だったと思います。
靖国参拝って、こんなにおもろいものだったの? と思ったり。
いまだに「天皇陛下万歳」なのかあ、とか。^^;
星条旗かかげる、ちょーー場違い外国人に唖然としたり…。
「中国に帰れ」と繰り返し繰り返し連呼するオジサンも印象的でした。
あらゆる人々が集ってるんだなあ、と。
戦争で亡くなっていった人々を追悼するという、単にそれだけではない場所のような。

そんな中、靖国刀と呼ばれる刀をつくる90歳の職人さんの、なんと素晴らしいことよ!
所々職人さんが間に入る映画のつくりも上手かったです。
その職人さんが、インタビュアーである監督に「普段聴いている音楽は?」と聞かれてかけたテープが…

『特攻』と続けて観て、考えさせられました。

楽天ブックスの解説が実に適確なので、コピペしときます。

東京・九段下にある「靖国神社」に関る様々な人々を、10年に渡って撮り続けたドキュメンタリー。毎年8月15日の終戦記念日になると、そこは奇妙な祝祭的空間に変貌する。旧日本軍の軍服を着て「天皇陛下万歳」と猛々しく叫ぶ人たち、的外れな主張を並べ立て星条旗を掲げるアメリカ人、境内で催された追悼集会に抗議し参列者に袋叩きにされる若者、日本政府に「勝手に合祀された魂を返せ」と迫る台湾や韓国の遺族たち。狂乱の様相を呈する靖国神社の10年にわたる記録映像から、アジアでの戦争の記憶が、観るものの胸を焦がすように多くを問いかけながら鮮やかに甦ってくる。そして知られざる真実がある。靖国神社のご神体は刀であり、昭和8年から敗戦までの12年間、靖国神社の境内において8100振りの日本刀が作られていたのだ。「靖国刀」の鋳造を黙々と再現してみせる現役最後の刀匠。その映像を象徴的に構成しながら、映画は「靖国刀」がもたらした意味を次第に明らかにしていく。

*この映画に言及している鈴木邦男・川本三郎『本と映画と「70年」を語ろう』その2も是非読んでみてくださいませ。



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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
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