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【映画】『レベッカ』 2005.4.17

*ネタバレあり

ココでは小説の『レベッカ』について書きましたが、今日は映画についてです。
地元の図書館では、月に2度程、映画が上映されるんです。タダで観られます。
ミニシアターよりももっとぜんぜんしょぼいフツーの事務的な部屋で、椅子もパイプ椅子を並べてあるとゆー状態なんですが、結構いいのやってくれるんで、大変有り難く嬉しいです。レーザーディスクをでかい画面に映してるみたいなんですが。
日曜の2時からのと、朝10時から子供の映画もやってます。
私、子供とその母親達にまじって、『鉄腕アトム』観に行った事があるですよ。

んで、今日上映してくれたのが、あのヒッチの『レベッカ』。
勿論未観ではありませんが、この前本を読んだので観たいな~と思いまして…

しかし、結構忘れてるもんですね。
ココで「ヒッチの映画は、何と言ってもデンヴァース夫人が恐ろしくて大好きなのですが、小説を読むと、映画はほんのワンシーンなのだな、とわかります。(しかも、結構変えてもある) 」なんて書いてますが、思っていたより、全体をきちんと映画化してたんだ~とわかりました。
そして、アレンジも実にうまい ! デ・ウィンターとの出会いの場面をあの場面に。にゃるほど~、と思いましたですよ。

とにかく最初観た時は、デンヴァース (ダンヴァース) 夫人が怖い印象が強くて強くて。
窓の所で自殺を促す所と炎の中のデンヴァース。
これがキョーレツすぎたのですね。 (まるでこの人が主役みたい・・・)
そして、犬と一緒に走っている主人公を見てホッとしたもんでした。

それにしても、ブスなはずのジェーン・エアを、大変美人なジョーン・フォンティーンが演じている訳ですが、これまたごく平凡な女性のはずのこっちのジョーン・フォンティーンは、ジェーン・エアどころじゃないキレイさかわいさではあーりませんか。
この人が全く太刀打ちできない程の美人なレベッカって、どんな顔なんだよ、とか思ってしまいます。

今回は本を読んでからの再観だったので、また違った、おもしろい見方が出来ました。
ヒッチの巧さを改めて思いましたね。
コレ、もっと短い映画だと思ってたんですが (おもしろいから短く感じてたのかも) 130分なんですね。

勿論、本にある、細かい心理描写は映画では無理だし時間も足りないので、そして本では、不器用な主人公の気持ちがほんっっとに良く表わされていて共感できるので、映画を観て満足するだけでなく、是非本を読んでみてくださいね。



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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
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