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ヴィットリオ・デ・シーカ『パンと恋と夢』シリーズ  2008.1.22

あのヴィットリオ・デ・シーカが、こんなに楽しく明るいコメディーに主演していたとはっっ!
『パンと恋と夢』『パンと恋と嫉妬』『殿方ごろし』
デ・シーカが、女好きな警察署長を演じてます。あらすじはこちらなどを。
最初の2作がジーナ・ロロブリジーダ、3作目はソフィア・ローレンが、寅さんでいう「マドンナ」と言ったところ。
・・・と寅さんを例に出しましたが、私これを観ていて、まるで寅さん!と思ったんですよ。(『男はつらいよ』の感想、こちらにUPしています)
美人を見ると、すぐに惚れて、ふられる署長さん。そして結局キューピッド役となったり。
山田洋次監督、もしかしたら、参考にしてるのではないかしらん……まあ、ルックスは違うし、職業もかなり違うのですが。
心が暖かくなるような、田舎のほのぼのした楽しいコメディーです。
お転婆娘のジーナ・ロロブリジータが、とっっても魅力的です。

  

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ヴィスコンティ『ベリッシマ』 2007.9.11

笑いっぱなし!!
ヴィスコンティがこんなユーモアのセンスも持っていたとは、驚きです!!
アンナ・マニャーニはほんっっとにスゴイです。
ステージママぶりから、詐欺男をうざがる表情から、感情の細かい動きまで、実に見事すぎる!!
とっっても意外だったヴィスコンティですが、私かな~~~り好きです。間違いなく傑作!
最後の最後まで、アンナ・マニャーニのセリフで笑わせてもらえます。

これは初めて観たのですが、もっと上映、放映して欲しい作品です。
ヴィスコンティ祭っつーと、「山猫」とか「ルートヴィヒ」とか、オキマリの貴族的なのばかりとゆー気がします。
その他ヴィスコンティ作品の感想はこちらから是非!



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ロッセリーニ『イタリア旅行』 2007.9.5

以前観た時に、いまいちつまらんかったのですが(^^;)、マーティン・スコセッシのイタリア映画案内映画『マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行』(感想こらち) の解説につられて、ちょっと楽しみに観てみたけど、やっぱりおもしろくないなあ。(^^;)
イングリット・バーグマンは実に美しく、私は若い頃よりも、この頃の彼女の方が美しいと思いました。夫婦役の2人の自然な演技は見事です。スコセッシが言ってた通り、すっっごくリアルです。生々しいと言うか。
・・・と思い出してみると、じわじわといろんな場面が思い浮かびます。スコセッシはロッセリーニの映画はとっつきにくいけれど、おもしろさがじわじわと解ってくる、みたいな事を言っていたけど、その通りだと思います。

  

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ロッセリーニ『戦火のかなた』 2007.8.22

オムニバス形式になってまして、第二次世界大戦後にドイツに占領されたイタリア人民と、アメリカ兵との交流が描かれています。
明と暗のコントラストがスゴイと思いました。
ほのぼのとした映像のその後の、なんとも残酷な・・・。
ロッセリーニの戦争三部作は、様々な角度から戦争の残酷さを描いていると思います。
黒人と少年の話が好きです。

 

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ロッセリーニ『無防備都市』 2007.8.13

ネタバレびみょ~ですが・・・
これを観る前に『マーティン・スコセッシ 私のイタリア映画旅行』を観てまして (こちらが先に放映されたので) この映画が詳しく紹介されてまして、次々と名シーンが映し出され、一番スゴイとも言えるアンナ・マニャーニのあのシーンを観てしまった時に慌ててDVDを止め、ロッセリーニ作品を先に観たのでした。(号泣)
印象的なシーン満載で、とにかくアンナ・マニャーニの素晴らしいことと言ったら!
これでもか! と言うくらい、リアルで残酷です。
羊が撃たれて殺されるのを見て「かわいそう」と顔を伏せる女が、恋人を裏切り人殺しに加担している事が、なんとも皮肉です。こういう所など実に上手いです。(こういう女性結構いるでしょう!)
ラストの子供たちの顔が頭から離れません。

ちなみに、この作品を観て衝撃を受けたイングリッド・バーグマンが、家族を捨ててロッセリーニ監督の元に走ったと言うのは有名な話です。

  

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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
石けんライフの薦め☆石けんシャンプー&リンスについて☆
石けんライフの薦め☆さらにこわ~いお話☆

読書の部屋もヨロピク!

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