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『イマジン』ジョン・レノン 2006.10.7

これは前半部分、ビートルズファンは必見です。
ビートルズ結成から人気爆発の経過などを、ジョン・レノンの元の奥さんの話などを中心に語られます。映像も満載だし。
今では曲が評価されてる偉大なバンドでありますが、当時は客は曲なんかぜんっっぜん聴いてなくて、キャーキャー騒いだり失神したりしてた訳ですが、これが今見ると不思議なんですよ。
だって、この4人、1人も男前がいないじゃないっすか。(ゴメンナサイ)
例えばエルビスなら、今見てもセクシーでカッコ良いし、アイドルになって当然だと思うのですが…。
マッシュルームカットとゆー髪型が当時はめちゃめちゃカッコ良かったのかもしれましぇん。
・・・と考えたら、ベイシティーローラーズとかも不思議です。(ゴメンナサイ)
集団心理っつーやつが働いていたのでしょうか。

オノ・ヨーコの登場から、ジョン・レノンの話中心になっていくのですが、私も若い頃は、ビートルズの中ではジョンが一番好きで、精神的に共感する部分が多かったのですが、それも若かったからこそな部分もありまして、なんだか冷めた目で観ていた自分がおりました。
私は、ジョン・レノンの苦悩する姿、あまりに人間的な所に惹かれたのでしたが、今見ると、変な理屈こいてる嫌なヤツだ、と思ってしまいました。
この映画で見る、そのままのジョン・レノンって、とんでもなく我が侭で顰蹙な自分勝手な男なんですよ。
ビートルズ人気絶頂期の時の「キリストよりも人気がある」発言も、ずいぶん傲慢なものですよね。

そして、たまたま精神的に弱っている時に、天井の「YES」の文字を見て、オノ・ヨーコ教の信者になってしまった気がしてならないです。
電車でいちゃついているバカップルってのは、嫌なものですが、この2人も、とにかく人に見せたい人たちなんですよね。別に仲良くするのはかまわないですが、こうも公に見せびらかす事はねーだろ、と。
今見ても、彼等のパフォーマンスは美しくないし、変だとしか思えなかったです。ヌード写真、ベッドでのインタビューなどなど。
こりゃ周りはうんざりするだろうな、と思いますし、ビートルズは2人に振り回された感が強いです。

ジョンが、ポールの手紙 (だっけ?) の返事として、相手を中傷する歌詞で曲にしたというシーンがありました。私はこういうやり方は大っっ嫌いです。相手に直接言うとか、返事を出せばいいではないですか。

だけど、「ダブル・ファンタジー」は良かったです ! !
「スターティング・オーヴァー」がかかった途端、ああ、やっぱり良いなあ、と。
(当時、オノ・ヨーコの部分を抜かして聴いてました。あれは邪魔です。)



何故か、この男が、素晴しい曲をつくってしまうんですよね。
ジョン・レノンは、弱い人間なのだと思います。
だから虚勢を張るんだと思うんです。
その弱さを、音楽では正直に吐き出しているから、そこに魅力を感じるのではないか、と思います。
「ダブル・ファンタジー」を出した頃のジョンは、人間的に成長し、肩の力も抜けてて実に良い状態だったように思うのですが、そして、これからが楽しみ、という時に・・・残念でなりません。

 

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『レッド・ツェッペリン 狂熱のライブ』 2006.9.26

アレイスター・クロウリーに傾倒するジミー・ペイジの趣味満載のオカルトチックな映像に、この後に起こったメンバーの不幸を思うと、「呪われた映画」みたいな印象を受けてしまふのですが…。
1シーン1シーンの高い芸術性が見事です。美しく、そして恐ろしい。
『2001年宇宙の旅』を思わせるサイケな色使い。



なんと魔術的な ! の万華鏡のようなシンメトリーな映像に、まさに「幻惑」されそうです。
ライブ映画で、ここまで1つ1つアーティスティックにつくられた映画があったでしょうか。

圧巻は「幻惑されて」でのバイオリンの弓による幻想的な音と共に映し出される、死神のような老人の顔がジミー・ペイジの顔になってゆくあのシーン。
弓演奏のジミー・ペイジは鳥肌もののカッコ良さ !
あのシーンは、最初観た時はショッキングでした。(でも観る前から友達から聞かされてた記憶が…)
アレイスター・クロウリーのお城まで買ったペイジは、悪魔と契約をし、ある期間だけスターになれるとかいう噂を、昔ロック好きな友人と話していて、この映画はよく話題に上りました。(いや、本気にしていた訳ではないんですが…)
この後、映画にも愛くるしい姿で映っている、ロバート・プラントの息子が亡くなり、バンドの格であるボンゾ本人までもが・・・。
そんな、彼等の不幸な出来事を思わずに観られない映画です。
彼等どちらにも炎のシーンがある事が気になってしまったり・・・

CODAという凄いアルバムを最後に残し、ボンゾの死によって終止符を打たれたLED ZEPPELIN。

レッド・ツェッペリン/コーダ(最終楽章)

本当にスゴイバンドだったと、改めて思います。(実はリズム隊がキョーレツにスゴイんですっっ)

そして、なんとルックス的にも美形揃いだったのだろう、と、改めて思いました。私はボンゾが好みなんですが。太い腕の人好きなんだもん。バンドやってた頃から、周りにごろごろいたガリガリくんは苦手ですた…

  

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ザ・フー『キッズ・アー・オールライト』 2006.9.24

かなーーり前に録画しておいたのを、やっと観ました。
ザ・フーの映画『キッズ・アー・オールライト』。
ザ・フーに関しては、そこそこアルバムも聴いているし、ロックオペラ映画『トミー』も結構好きだし・・・



だいたい解っているつもりでしたが、ド派手なアクションに目が行きがちなピート・タウンゼント、かなーーり上手いギタリストなのだな、と新たに思いました。
カッティングとか上手いっすねー。
そして、他の人達が、あまりにもキョーレツな個性の為に影が薄いベーシストのジョン・エントウィスル、この人、かなりのハイテクベーシストではあーりませんかっっ !
そんでもって、この人、ピート・タウンゼントと顔似てません?インタビュー映像で、ピート・タウンゼントがしゃべってんのかと勘違いしちゃいましたぜ。(爆) すみましぇん(汗)

ザ・フーと言うと、とにかく壊しまくるという印象かと思いますが、あれで売り出しちゃうと大変ですよね。そりゃ客は壊すの期待して来るにきまってるもん。かなーーーりうんざりしてたみたいですが、そういうスタイルで売り出したのは自分なのですから、ぶつくさ言ってもしょうがないんじゃん?と、その事ばかりあまりにしつこく言っているピート・タウンゼントのインタビュー見て思いました。
しかし、たしかにめちゃ上手バンドです。曲も良いし。ちゃんと聴いてる人は聴いてるでしょう。でも客の質を文句言ってもしょうがないのではないでしょか。
破壊だけでは人気も出なかったと思いますよ~。ノレるから客も来るとゆーもんでして。楽器壊すのだけ観に来る訳ではないと思います。
そして、彼は本当は、もっとテク重視の違う事がやりたかったのかも、とも思いました。

ロジャー・ダルトリーはロンゲの頃イケメンですよね~。『トミー』えがったなあ。

キース・ムーンのSMシーンなんかは、ちょびっと笑えます。あんましハゲしくないっす。もっとバシッとやれよーーイラッ ! って感じでした。
そーゆー映画じゃないんですが……

そうそう、リンゴ・スターがキース・ムーンとしゃべってます。
そして、キース・リチャーズとかケン・ラッセル、スティーヴ・マーティンもちょびっと出てるんですぜ。
ケン・ラッセル、キテルなー。
ケン・ラッセル『アルタード・ステーツ』

ザ・フーのアルバム『四重人格』を元につくられた映画『さらば青春の光』は、スティングがちょーーーかっこいかったにゃー。

   

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『スクール・オブ・ロック』 2006.5.20

録画していて、途中でフロ入る予定が、つい全部観てもーたのがコレです。
いやあ、すんごい楽しいっっ ! !
こーゆー映画は、語れば語るだけやぼってもんでして、とにかく観て楽しんでくれとしか言いようがないのですが。
このオッサンのアンガス・ヤングばりのクレイジーぶりが最高 ! !
序盤のステージダイブから、最後のクレジットが流れる所まで、ほんっっとに最後まで笑わせてくれます。
そんでもって生徒も良いですねー。しきりたがりの女の子なんて、実に良いではあーりませんか。
そそくさとDVDに移行したですよ。大好きだねー。

 

どこかの映画館で、ロッキーホラーショーと2本立てでやってくれたりしちゃったら、すんごい楽しいと思いませんかー?ミート・ローフくりそつだし~♪
そんでもって、ブルースブラザーズと3本立てなんて言ったら、さらに楽しい !
インド映画の客みたいに、皆で一緒に歌っちゃいましょう !





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『デトロイト・ロック・シティ』 2005.6.13

NHK-BSでやってたのをタイマー録画し、細切れで観ました。
アマゾンのレビュー見てみたら、評価の高さにびっくらこいてますが・・・うーーーん。なんで~?
あまりのくだらなさに、観てる方が赤面。
そんでもって、あんましおもしろくない。

ちなみに私キッス大好きなんで。それこそ中学生の頃は一番好きでした。
その私が見ての感想です。

この4人、高校生だと思うんですけど、すんごい下手くそなコピーバンド。私の高校1年の頃の方がマシだと思うゾ。
ま、下手くそって設定で正解だと思うんだけど、そんならそれで笑いをとってほしいとゆー気も。
あのくらいのダサさもイイと思うんですけどね。
ドラマーの母親、ちとざーとらしい。プレスリーの時代ならともかく、1978年であんなのいたんでしょか。
息子のGジャンのポケットに入っていたコンサートチケットを燃やしてしまうのだけど、自分の息子の分だけならともかく、友達の分まで燃やしてしまうのは器物破損罪とかになんないんでしょうか。
途中で出会う女の子の名前がクリスティーン ( 多分16才 ) で、「クリスティーンシックスティーン」がかかったり、ドラマーの恋する女の子がベスだったり、とゆー演出をしてるんだけど、しかし、何故だか、いまいち「おおっ ! 」と思えなかったんだよなあ。あー、ハイハイ。と思いつつ見てました。

選曲はそこそこ良かったと思います。70年代の曲満載で、チープトリックの「サレンダー」なんて、一人で観てたら大声で歌ってしまうね。
でも、もうちょいキッスの曲多くしても良かった気も。
車でエチーする所は『MAKIN' LOVE』かけるとかすればいーのに。『テイクミー』でもいいですぜ。
女子トイレの場面では『レディースルーム』ね。かかってなかったと思うんだけど。かかってたけ?

最後にモノホンのキッスのコンサート場面が出てくる所はいいですね。
ドラマーの男の子が、スティックを母親に折られ、こりゃ、コンサートでピーターが投げるスティックをゲットするな、と思ったら、思った通りでした。(笑)
あと、いちお書いておくけど、ジーンが火を吹くのは必ず『デトロイトロックシティー』ではなく、『ファイヤーハウス』の時です。ま、これはこれでいいんだけど。

男の子4人の成長過程を描く青春ドラマって感じなのだけど、感動とか全然ナッシングトゥールーズ(笑)
てか、そもそも青春ドラマとゆーものが、私にはおもしろくないだけなのかも知れましぇんが。

 

キッスについてはこちらにも書いてます~

KISSを聴くなら、とにかくコレを聴いてほしっす。熱いです。本当に熱いです !
【Rock/Pops:キ】 キッスKiss / Alive (CD) (Aポイント付)
【Rock/Pops:キ】 キッスKiss / Alive (CD) (Aポイント付)

スタジオ録音なら、この3つを聴いてノックアウトされてくれよベイベー。
【Rock/Pops:キ】キッスKiss / Destroyer (CD) (Aポイント付) 【Rock/Pops:キ】キッスKiss / Rock And Roll Over(CD) (Aポイント付) 【Rock/Pops:キ】 キッスKiss / Love Gun (CD) (Aポイント付)
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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
石けんライフの薦め☆石けんシャンプー&リンスについて☆
石けんライフの薦め☆さらにこわ~いお話☆

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