fc2ブログ

ヒッチコック『マーニー』



*多少のネタバレあり

コレもBSプレミアムでやってたので、久々に観たのですが、こんなに面白い映画だったっけ? と思いました。
ぐいぐいと引き込まれるように見てしまいました。
こういう心理学的じわじわくる系の映画は大好きなんですよね〜
ヒッチコックがめちゃ惚れて言い寄ったけど拒否られたという『鳥』のティッピ・ヘドレン が主役で、実に魅力的にハマッてます。
犯罪者のクールな姿、颯爽と馬に乗る姿、病的に男を拒否する冷たさ、雷を怖がる可愛さ。
相手役が、ヒッチ映画では実に意外なショーン・コネリー
リル役のダイアン・ベイカーが可愛かったなー。

後から考えれば、ドラマでしか有り得ない、いかにもな設定だし、犯罪を知って強引にケコーンを迫り、本当にケコーンしてしまふとかも有り得ないし (まあこんな有り得ん結婚もネタなのかホントなのか有ったりするみたいですが…) 、いろいろと矛盾だらけな感はあるのですが、それをそれほど感じさせないのはヒッチコックマジックでしょうか。

ラストの椅子に座る母親の姿に『サイコ』を連想させられました。



クリックよろぴくです!

人気ブログランキングへ

 



 
スポンサーサイト



テーマ : サスペンス・ミステリー
ジャンル : 映画

『キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語』 2009.8.22

19日水曜日、『キャデラック・レコード』を恵比寿ガーデンシネマまで観に行ってきました。
水曜は映画のレディースデーで1000円なのですが、男性も1000円でしたよん。
定期のあるうちに水曜に…とオモたら、その時は全く見たい映画がなかったんですよね。んで、もう定期ないんですが、池袋に用事あったしっつー事で。

ブルースファンは勿論、あらゆる音楽ファン必見の映画ではないかと思うんです。
ストーンズファンなら、彼らがマディー・ウォーターズに多大な影響を受けている事をご存知だと思いますし。
黒人音楽と白人音楽をかっちょ良く融合させたプレスリーだって、チェス・レコードがなければ出てこなかったのではないでしょうか。
今の音楽があるのも、そのルーツであるチェス・レコードの存在なくしては有り得ないと思う訳でして。実にワクワクする映画です。

なーんてエラそうに書いてても、チェス・レコードの存在自体、この映画で知った訳でして。(汗汗)
ポーランド系移民のレナード・チェスとマディー・ウォーターズとの出会いから始まったのですね。
*映画ではチェス・レコード設立者はレナード・チェス1人ですが、実際にはチェス兄弟だったそうです。

ラジオ曲にワイロとか、搾取とか浮気とか、汚い面もちゃんと描いているのは好感が持てました。
宣伝を見ると、どーもビヨンセばかりがクローズアップされてる感があるんですが、私がいちばん印象的だったのは、リトル・ウォルター役のコロンバス・ショートです。
オバマ大統領の前で歌ったとか、どーでも良いんですよねえ。
ま、ビヨンセも魅力的でした。
それと、ちと映画では影が薄い気はするものの、ベーシストのウィリー・ディクソン。
この映画だと「フーチー・クーチー・マン」が生まれたのは彼のアイデアなんですよね。実際はわからんのですが、wikipedia見てみますと…

「また、チェスのサウンドに大きく貢献したのがウィリー・ディクソンである。彼は、元々チェスへアーティストとして参画したが、影からレーベルを支えることで大きく花を咲かせた。チェスの看板アーティストに多くの楽曲を提供したほか、ベーシスト、タレントスカウト、プロデューサーとしても活躍した。マディ・ウォーターズの"I Just Want To Make Love To You"、ハウリン・ウルフの"I Ain't Superstitious"、ココ・テイラーの"Wang Dang Doodle"は、彼が書いた楽曲のほんの一部である。」

とあります。
「フーチー・クーチー・マン」誕生シーンがなければ、うっかりスルーしそうな感じなので要注意です。

チャック・ベリーの軽薄な感じも良く出ていて良かったし、ハウリン・ウルフもかっちょ良かったです。

キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語 - オフィシャルサイト


ベスト・オブ・チェス・レコード~キャデラック・レコード・オリジナルズ


キャデラック・レコード CADILLAC RECORDS(OST)



クリックよろぴくー。


人気ブログランキングへ

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

キューブリック『博士の異常な愛情』 2009.3.4

2月28日に新文芸坐で観てきました。
『2001年宇宙の旅』と二本立てです。スターゲートをスクリーンの大画面で観たい!ってのが目的だったんですけどね。



キューブリックとピーター・セラーズの2人の天才がつくった映画。ってな感想は何度か書いてると思うんですが、脇役陣が皆凄すぎ!
ジョージ・C・スコットとかもうカッコ良すぎだし、狂いっぷりがほんとスゴイし、爆撃機でプレイボーイ読んでる横でトランプやってるヤツとか、1シーン1シーンのセンスが凄いっす。
テンガロンハットのにーちゃんなんて、もーさいこー!!
会議中の電話で「かけてくるなって言っただろ。」「愛してる。肉体だけでなく、人間的に尊敬してる」とかって怒りながら言うのも爆笑だし、酔っぱらいのソ連大統領だとか、何度も書いてると思う音楽から何から何まで最高!!
キューブリック作品でいちばん好きなのは?と聞かれると、『時計じかけのオレンジ』かコレか迷います。
私、時計じかけ…を最初に観たのが、旧文芸坐で『地球に堕ちてきた男』と二本立てだったんです!『アイズ・ワイド・シャット』もロードショー公開時に観に行ったし、キューブリック4作スクリーンで観た事になります。
テレビ画面では何度も観ている映画だけど、スクリーンで観られてうれちかった!!

コレも前から書いてると思うんですが、音楽の使い方のセンスったら、もうとんでもないっすよね。
こんな本がありました。ちと読んでみたいかも~~



Tシャツかわいいな~



   

クリックよろぴくー。


人気ブログランキングへ

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

『WALL・E / ウォーリー』 2008.10.30

IMG_5134
IMG_5134 posted by (C)SEAL OF CAIN

WALL・E / ウォーリー
書いたばかりのmixiメモよりコピペです。↓↓↓
*公開前映画。多少のネタバレありです。

悲しげな顔がキュートなゴミ処理ロボット、ウォーリー。
相手のイヴも笑うととってもキュートで、キャラ作りは流石に上手い。
子供向けアニメだから、果たして子供に受けるのか、と冷めた目で観てたんだけど、このキャラは成功だと思うけど~途中けっこうだるかった。子供にわかりにくいんじゃないかなー。
それと、ゴキに(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル!!!!!
いくらかわいらしく描いても、きもいよー。
ゴキで許せるのは漫画「気分は形而上 (うああ) 」だけじゃ。

後半、もろHALのパロディーが出てきて、「ツァラトゥストラかく語りき」まで流れた時には、キューブリックファンとしちゃあ、おおおぉぉ!とオモた。この辺は大人の私には楽しめた。
この映画祭は、環境問題をとりあげているのは良いと思う。
この映画も環境問題に訴えているのだけど、もうひとつ、なんかほしいとゆー感じも。

    

クリックよろぴくー。


人気ブログランキングへ

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

『市民ケーン』 2008.10.7



またまたmixiに書いたメモをコピペです。映画レビューはずっとコレか?↓

やはり凄いねえ。深くておもしろい。「薔薇のつぼみ」のもう1つの意味を抜きにしても、おもしろい。皆に好かれる善人が主人公なんてのは当たり前の事で、何ひねりもした、ああなってしまった、ああしか出来ない哀れな人間が主役なのが(・∀・)イイ!
ハリウッドスターなんてのは、あの映画に深く共感するのではないだろか。あとマイケル・ジャクソンとか。



クリックよろぴくー。


人気ブログランキングへ

テーマ : 映画レビュー
ジャンル : 映画

現在の閲覧者数:
検索フォーム
amazon
プロフィール

吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
石けんライフの薦め☆石けんシャンプー&リンスについて☆
石けんライフの薦め☆さらにこわ~いお話☆

読書の部屋もヨロピク!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
カテゴリ
月別アーカイブ
フリーエリア
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR