19日水曜日、『キャデラック・レコード』を恵比寿ガーデンシネマまで観に行ってきました。
水曜は映画のレディースデーで1000円なのですが、男性も1000円でしたよん。
定期のあるうちに水曜に…とオモたら、その時は全く見たい映画がなかったんですよね。んで、もう定期ないんですが、池袋に用事あったしっつー事で。
ブルースファンは勿論、あらゆる音楽ファン必見の映画ではないかと思うんです。
ストーンズファンなら、彼らがマディー・ウォーターズに多大な影響を受けている事をご存知だと思いますし。
黒人音楽と白人音楽をかっちょ良く融合させたプレスリーだって、チェス・レコードがなければ出てこなかったのではないでしょうか。
今の音楽があるのも、そのルーツであるチェス・レコードの存在なくしては有り得ないと思う訳でして。実にワクワクする映画です。
なーんてエラそうに書いてても、チェス・レコードの存在自体、この映画で知った訳でして。(汗汗)
ポーランド系移民のレナード・チェスとマディー・ウォーターズとの出会いから始まったのですね。
*映画ではチェス・レコード設立者はレナード・チェス1人ですが、実際にはチェス兄弟だったそうです。
ラジオ曲にワイロとか、搾取とか浮気とか、汚い面もちゃんと描いているのは好感が持てました。
宣伝を見ると、どーもビヨンセばかりがクローズアップされてる感があるんですが、私がいちばん印象的だったのは、リトル・ウォルター役のコロンバス・ショートです。
オバマ大統領の前で歌ったとか、どーでも良いんですよねえ。
ま、ビヨンセも魅力的でした。
それと、ちと映画では影が薄い気はするものの、ベーシストのウィリー・ディクソン。
この映画だと「フーチー・クーチー・マン」が生まれたのは彼のアイデアなんですよね。実際はわからんのですが、
wikipedia見てみますと…
「また、チェスのサウンドに大きく貢献したのがウィリー・ディクソンである。彼は、元々チェスへアーティストとして参画したが、影からレーベルを支えることで大きく花を咲かせた。チェスの看板アーティストに多くの楽曲を提供したほか、ベーシスト、タレントスカウト、プロデューサーとしても活躍した。マディ・ウォーターズの"I Just Want To Make Love To You"、ハウリン・ウルフの"I Ain't Superstitious"、ココ・テイラーの"Wang Dang Doodle"は、彼が書いた楽曲のほんの一部である。」
とあります。
「フーチー・クーチー・マン」誕生シーンがなければ、うっかりスルーしそうな感じなので要注意です。
チャック・ベリーの軽薄な感じも良く出ていて良かったし、ハウリン・ウルフもかっちょ良かったです。
キャデラック・レコード 音楽でアメリカを変えた人々の物語 - オフィシャルサイト
ベスト・オブ・チェス・レコード~キャデラック・レコード・オリジナルズ
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