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映画『罪と罰』 2009.2.24

2月6日金曜日、仕事帰りに新宿武蔵野館に、ロシア映画『罪と罰』を観てきました。
終了数日前に偶然やってんの知りまして、急遽ギリギリ行ってきたですよ。

舞台がロシアというのは、やはり雰囲気あって良いですね。
ラスコーリニコフの部屋も文句ナシにイメージ通りです。
そして、原作に忠実で、かつキャストにほとんど違和感がないのが驚きでした。
1人1人スゴイっす。
多少ラスコーリニコフが年くってねーか?な感じはあったものの、許容範囲でしょう。
ソーニャ役が抜群に上手かった!ドゥーニャ役キレイ!
マルメラードフがラスコーリニコフに話しかける所から始まるのもGOODだと思いました。

良かったんだけど・・・金曜仕事帰りってのは、いちばんヤヴァイ。
不覚にも途中少し寝てしまいました。ウワァァァァァァン!!! ヽ(`Д´)ノ
いつの間にか、かーちゃんとドゥーニャが来てんだもん。・゚・(ノД`)・゚・

ポルフィーリーとの対決も、すごい緊張感で良かったです!

本の感想はこちらから。

 

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テーマ : 映画レビュー
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ソクーロフ『太陽』 2007.3.10

新文芸坐に『百年恋歌』と二本立てを観に行きました。
最初に観た『百年恋歌』がとんでもなく退屈でつまんなくて、それでも我慢して頑張って寝ずに観たものの (ガムとFRISK用意してました)、最後まで観たら次の『太陽』に備えて寝ときゃ良かったと思ってしまいました。いや~~長かった長かった!はっきし言って時間の無駄としか思えんです。



そんな事もあり、『太陽』はアッとゆー間でした。淡々とした静かな映像なのに、時間がとても短く感じられました。
そして見終わって思ったのが、やられた!という気持ちです。日本人に撮れなかったと言う・・・。ロシア人監督が撮った映画と言う事を、観ているうちに忘れてます。

しかしイッセー尾形は、なんだか彼の爆笑な、なりきり一人芝居を観ている感覚がどうしてもしてしまったのですが。(^^;)
彼の演じる「人間ヒロヒト」には、とても好感が持てました。
「あ、そ」のセリフとか、所々に入るユーモアが良いです。
蟹の場面は良いですね!専門用語を並べるあたりで寝てしまう記録係、その後のナマズを説明しだした途端に「ちょっと用事が」と席を立ってしまうマッカーサーと繋がる所が上手いです。
「子供のようだ」と言ったのはマッカーサーでしたっけ? ほんとだ!と思いました。
昭和天皇がかわいく見えたと書いたら失礼だという声が聞こえてきそうですが、そう思ったのは私だけではないと思います。

皇室に対して、羨ましいと思った事は1度もないのですが、あんな風に常に監視されていたら、気が狂うのではないかと思ってしまいます。お気の毒としか思えないです。
神だと言われる事の違和感、「私の身体はあなたと何の変わりもない」というセリフは印象的です。
人間宣言をしなければならない事事態が、とてもお気の毒です。そして大変勇気のいる事だったと思います。
戦争を早く止められなかった苦悩もよく伝わり、考えさせられる映画でした。

ちなみに、公開前から、共演・桃井かおり、と聞いていましたが、桃井かおりの出番はとても少ないです。印象には残りますが。イッセー尾形の次に出番の多いのは、おそらく佐野史郎だと思うのですが。
日本で公開されるかどうかも危ぶまれた映画ですが、いつの間にかDVDが出てるんですね。

  

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テーマ : ロシア映画
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タルコフスキー『ストーカー』 2007.3.3

この前『ノスタルジア』を観ていて思ったのですが (初観ではありません)、もしかしてやっぱし私ってタルコフスキー苦手?



映像の美しさは認めるけど、この退屈さには我慢できねっす。
タルコフスキーファンってそうとう忍耐力が強いんでないかと思ってしまいます。
評価の高い『鏡』なんて、何度観ても途中で寝てしまうとゆー始末でして。



だけど『僕の村は戦場だった』は良かったし、『惑星ソラリス』は確かにおもしろかったのです。

 

私のタルコフスキーベストは『惑星ソラリス』だと思っていたのですが、この前 (と言ってもだいぶ前になってしまいましたが) 観た『ストーカー』、これはすんごい昔に観た事ありました!とっっても印象に残ってまして、いろんな場面を良く覚えてました。ゾーンに行くまでの危険とか、我が侭な2人の旅行者とか、引き返してエライ目に遭ったりとか。
SF映画の部類に入ると思うのですが、ここにすごく精神的な所が入ってくるのが、タルコフスキー独特な所でしょうか。
痛々しいほどの内なる叫び、孤独感が伝わってきました。
そして、この映画は全く飽きずに観られました。
ゾーンという場所の不思議、辿り着くまで経過にドキドキし、そして芸術性の高さ、実に深い内面の描写。
これが私のタルコフスキーベストです。

DVDのジャケは別の映画じゃねーのか、と思ってしまいました。(-_-;)
なんじゃこりゃ、とゆー感じ。変えてほすぃ~。

 

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ミハルコフ『黒い瞳』 2006.5.12

ミハルコフ、好きなのです。
この監督は「白」がとても印象的。
モネの「日傘をさす女」を思わせる美しさ。そして、あのロシア女性は、ルノワールの「帽子の女」クリソツではあーりませんか。

 

この監督独特の、楽し気な雰囲気が好きです。観ていて豊かに気持ちになれます。
『ボン・ヴォヤージュ』観て、せかせかした後に、これ観てゆったりする、なんてのはいかがでしょうか。(笑)

マルチェロ・マストロヤンニは、ほんっっとに名優だと、改めて思いました。
終盤の演技は、実に素晴らしいです。
常に軽薄に生きてきてしまった男の空虚な人生を、切実に物語っていました。
「サバチカ」と言うロシア語だけは、ハッキリと覚えてしまいますぜ。

シルヴァーナ・マンガーノが出演している所も嬉しいですっ。

これ↓はミハルコフの中で、いちばん好きかも。






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吉乃黄櫻

Author:吉乃黄櫻
60~70年代のロック、サイレント~60年代あたりの映画、フランス・ロシア・ドイツなどの古典文学が好きな懐古趣味人。アジアン雑貨・ファッションやパワーストーンも好き。西武ライオンズファン。
峰不二子、デボラ・ハリー、ウエンディー・O・ウィリアムスが憧れの人!
身体にも環境にも良いエコ・石けん生活実施中&広めていきたいです。
石けんライフの薦め☆石けんシャンプー&リンスについて☆
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読書の部屋もヨロピク!

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